デザインと就活|スキルを活かした進路の考え方を解説 | FLASPO MAGAZINE

デザインと就活|スキルを活かした進路の考え方を解説

デザインと就活|スキルを活かした進路の考え方を解説

デザインスキルは就活でどう評価されるか

デザインスキルは、デザイナー職を目指す学生だけのものではありません。資料を見やすく整理する力や、伝わる構成を考える力は、業界や職種を問わず評価される汎用的なスキルとして注目されています。

就活では、自己PRシートや面接での説明資料など、自分の考えを整理して伝える場面が数多くあります。デザインの基礎を理解していると、こうした場面で他の学生との差別化につながります。たとえば「学生時代に力を入れたこと」を説明する際、口頭だけで伝えるより、簡潔にまとめた1枚の資料を用意して見せながら話す学生は、面接官の記憶に残りやすい傾向があります。デザインの基礎を知っていれば、こうした資料も自分の手で見やすく整えることができます。

資料を見やすく整理する力は、選考が進んでグループワークやプレゼン形式に移った際にも直接活きるスキルです。他の就活生と差がつきやすいポイントとして、意識的に磨いておく価値があります。大学のキャリアセンターが実施する模擬面接に参加し、実際の選考の雰囲気を事前に体験しておくのも有効な準備方法です。こうした準備を積み重ねた学生は、面接本番でも落ち着いて自分の考えを伝えられる傾向があります。

こうした「伝える力」は、就活だけでなく入社後のあらゆる業務でも役立つ普遍的な価値を持っています。デザインを学ぶことは、特定の職種のための準備ではなく、社会に出てからずっと使い続けるスキルへの投資だといえます。

デザインを活かせる職種の例

デザインスキルを直接活かせる職種には、いくつかの代表的なものがあります。

制作会社や企業のインハウスデザイナーとして働くWebデザイナー・グラフィックデザイナーは、もっともイメージしやすい職種でしょう。アプリやWebサービスの画面設計を担当するUI/UXデザイナーも、近年需要が伸びている職種です。UI/UXの基礎知識を持つ学生は、エンジニアやプロダクトマネージャーとの会話でも共通言語を持てるため、Web系企業の選考で強みになることがあります。

デザインは専門職に限った話ではありません。企画職やマーケティング職のように、直接デザインを制作しなくても、デザインを理解したうえで企画を考える力が評価される職種も数多くあります。幅広いキャリアの土台として活かせるスキルだという点が、デザインを学ぶ大きな魅力です。

就活準備の一環としては、志望企業や業界の情報を、自分なりにインフォグラフィックとして整理し直す練習が有効です。理解を深めると同時に、整理力そのもののアピールにもつながります。インターンで学んだ制作プロセスを、成果だけでなく試行錯誤の過程も含めて説明できるようにしておくと、より深みのあるエピソードになります。選考が進むにつれて資料作成のスピードと質の両方が求められる場面が増えるため、日頃から時間を意識した練習をしておくと、本番でも落ち着いて対応できます。

デザイン未経験でもアピールできるポイント

デザイン未経験の学生でも、就活でアピールできるポイントはあります。

一つは、独学での学習過程を伝えることです。CanvaやFigmaを使って自主的に制作した経験は、主体性の証明になります。二つめは、地域活動やサークルでの実践経験です。イベントのチラシやSNS投稿画像を作った経験があれば、それは立派な実績になります。FLASPOのような地域コンテストへの参加経験も、アイデアを形にする力としてアピールできます。実際に、地域のコンテストで最優秀賞を獲得した経験を、面接で「課題発見から提案までのプロセス」として語った学生が、複数の企業から高評価を得たという事例もあります。

三つめは、論理的な説明力です。なぜそのデザインにしたのか、意図を言語化できることも大きな強みになります。特に地方出身の学生がUIターンを見据えて就活をする場合、地域企業のデザイン需要を理解しておくことも、志望動機に説得力を持たせる材料になります。業界研究とデザインスキルの両方をバランスよく磨いておくことで、他の就活生にはない独自の視点を選考の場でアピールできるようになります。

就活における「伝える力」は一朝一夕では身につきません。早い時期からの準備が、結果的に選考本番での余裕につながります。

就活前に準備しておきたいこと

就活を有利に進めるために、在学中から準備しておきたいことがあります。

まず取り組みたいのが、ポートフォリオづくりです。制作した作品をまとめ、いつでも見せられる状態にしておくことが重要です。あわせて、小さな制作でも構わないので、実際の目的を持った案件に取り組む実践経験を増やしていきましょう。デザイン関連の職種にどのようなものがあるかを知り、自分の興味に合った方向性を見極める業界研究も、早めに進めておくと選考本番での選択肢が広がります。

OB・OG訪問の際に、自分の制作物をまとめた簡単な資料を見せると、話のきっかけを作りやすくなるという実践的な効果もあります。また、エントリーシートは文章の内容だけでなく、余白や改行の使い方を意識して見やすく仕上げることも、細部への配慮として評価される場合があります。

こうした準備は一朝一夕にはできないため、就活が本格化する前の早い段階から少しずつ取り組んでおくことが理想的です。キャリアセンターの職員と早めに関係を築いておくと、いざという時の相談先を確保できます。特にグループディスカッション形式の選考では、他の学生の意見を整理しながら議論を可視化する役割を担えると、リーダーシップの一形態として評価されることがあります。

よくある質問(FAQ)

Q. デザイン未経験でもデザイナー職を目指せますか?
A. 目指せます。デザイナー職の選考では専攻や経歴よりもポートフォリオの中身が重視される傾向が強く、CanvaやFigmaで独学制作した作品でも、制作の意図や試行錯誤の過程を説明できれば十分に評価対象になります。大切なのは点数の高い一作品を作ることではなく、なぜその配色や配置にしたのかを自分の言葉で語れる状態にしておくことです。

Q. デザインスキルは非デザイン職の就活でも役立ちますか?
A. 役立ちます。資料作成やプレゼンの質を高める力として、企画職やマーケティング職はもちろん、業界を問わず評価される場面が多くあります。グループワークやプレゼン形式の選考に進んだ際、情報を整理して見せる力があるだけで、他の学生との印象の差がつきやすくなります。専門職を志望していない学生こそ、基礎だけでも押さえておく価値があるスキルです。

Q. 何から始めればいいですか?
A. まずはCanvaで簡単な作品を作ってみることから始めてみましょう。地域のイベントチラシやSNS投稿画像など、身近な題材で構いません。FLASPOのような地域コンテストに参加し、アイデアを形にして提案する経験を積むのも、実践的な一歩になります。完璧な作品を目指すより、まず一つ作り切って人に見せる経験を優先することが、上達への一番の近道です。

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